フロントポケットは30年〜40年代のヴィンテージワークシャツに見られるアシンメトリーなペンホルダー付きのパッチポケットと、フラシスタイルのシガレットポケットを配しております。
フロントはプルオーバー風のフルボタン比翼仕立て、比翼裏地には生成りスレーキをライニング、袖カフス裏にも同様のスレーキを使用。襟には20世紀初頭のワークシャツに見られた非常に特殊なディティールである、カラーステイを配し、チンストラップも装備。
ボタンには、個別にストーンウォッシュし、味を出したリアルナットボタンを採用しています。
縫製は各場所で、糸番手とミシンピッチを変更して行い、サイドやアームホールには太番手20番、ミシンピッチ10針の3本針ステッチを施し、ラフなパッカリングを表現、ポケットや襟の部分には細番手60番、ミシンピッチ18針で細やかなドレス仕立てのステッチを施しメリハリをつけております。
ワークをベースにしながらも、手間と時間を要する仕様で、高い縫製技術と現代的シルエットを兼ね備えたシャンブレーシャツとなりました。